シューカツ。その25

わたしは家族コンプレックスです。

一重で大きくない目も、エラが張ってて嫌だなと思う輪郭も、腫れぼったい唇も、身長が低いことも、全部コンプレックスだけど

一番は、家族との関係です。

わたしは生まれてから今までたぶん、褒められたことがないです。習字が市の展覧会に出品されても、部活で賞獲っても、勉強で一番になっても、褒められたことはありませんでした。

なにを頑張れば、褒めてもらえるんだろう。それが今まで私の行動のほとんどのモチベーションだったような気がします。

そのコンプレックスを助長させたのは、妹の存在です。妹は不器用すぎてあんまり物事を要領よくこなせません。ですが、なにか出来ると褒められるのはいつも妹でした。私の方が同じことをやってもうまく出来るのに、私の方が手伝いたくさんしてるのに。

お前はやって当然、妹はやると褒められる。

器用貧乏なんです、今もそうですけど。悔しくて、悔しくて。なんで褒められないのかわからなくて。

逆に今度は、友人や先輩に褒められると嬉しいけど、どういう対応して良いかわからなくなりました。ありがとう〜とは言うけれど、恥ずかしくて。褒められると嬉しいのに、なんかもっと頑張らなきゃって焦って。結局、褒められても頑張らなきゃって焦るんです。褒められない時と一緒。

やっぱり一番褒められたいのは両親なんだなって。いつもお前は全然だめだから…いや、わたしは見えないところで毎日勉強して、自己分析も頑張って、毎日面接したり説明会行ったりして持ち駒増やして、、、

認めてもらえないし、やったらやったでお前はもっと出来るんじゃないの?とか言って。

何も見ないでやってないなんて言わないでくれ、少しは認めてくれ。早く家から出たい